イエローマン ~星の王子様~

Name: はし。
Subject: お初です。

はじめまして。イエローマン~星の王子様~のサビの部分
に、
YELLOW MAN 下司(げす)なPleasureを頂だい!!
JAM A BANG 木偶(でく)のTreasureもAlright!!
ってありますよね。下司なPleasureと木偶なTreasure
というのはどういう意味なのでしょうか?
また、98年に発売されたB'zのベストアルバム'Pleasure'
と'Treasure'には関係あるのですか?教えてください!!

Name: マーシャ
Subject: 回答

便宜上、質問に対する回答の順序を逆にします。

>98年に発売されたB'zのベストアルバム'Pleasure'と'Treasure'には関係あるのですか?

桑田さんは「B'zのアルバム・タイトルを指している」といった趣旨の発言はしていないはずなので、関係あるとは断言できません。
しかし、時期的に見ても、これらの単語が出てきたということは、桑田さんの中で何か思うところがあったのかもしれません。

>下司なPleasureと木偶なTreasureというのはどういう意味なのでしょうか?

♪解釈その1

セックスとファッションにしか興味のない若者たち(姐ヤン兄ヤン)を皮肉ったもので、「本来なら明日の我が国を担うべき貴重な人材であるはずの彼らが低俗な快楽(下司なPleasure)を求め、国益を損なうだけの役立たず(木偶なTreasure)と酷評されても、それを全く気にしない」という彼らの脳天気振りを描いたフレーズだと思います。

♪解釈その2

「この曲は文章の意味や歌詞全体のストーリーを重視したものではなく、音感を重視し、韻を踏むことを多用しよう」と決めた桑田さんが作詞の段階で前年に最も売れたB'zのアルバム・タイトルにもなった"Pleasure"と"Treasure"という単語を思い出し、「これは韻を踏めるし、使える」と思って、詞に取り入れたのかもしれません。
つまり、単語の意味ではなく、あくまでも音感を重視した結果、下司なPleasureと木偶なTreasureという表現になったのでしょう。

♪解釈その3

この曲がリリースされた前年、サザンも含めて、色んなミュージシャンがベスト・アルバムをリリースし、それらが広く大衆に受け入れられました。
そして、その中でも、最も売れたのがB'zのベスト・アルバムでした。

そもそも桑田さんはベスト・アルバムをリリースすること、そして、それらが広く大衆に受け入れられるということに対して否定的な見方をしているように思えます。
桑田さんはイメージの固定化を嫌い、常に最新作を注目してほしいという趣旨の発言をしていますし、「すいか」や"HAPPY!"の販売数を限定し、バラッド3のリリースがバラッド2発売の13年後だったということからしても、ベスト・アルバムというものに対する桑田さんの姿勢が伺えます。

このことを踏まえると、この曲の「下司なPleasure」と「木偶なTreasure」というのは爆発的に売れたB'zのアルバム・タイトルを借りて、ベスト・アルバムというものを売る側・買う側の双方を批判したもののような気がします。

大衆受けした過去の曲ばかりを集めて作品化するのは安易な金儲けで、売る側に低俗な喜び(下司なPleasure)しかもたらさない。
又、ベスト・アルバムに収録された曲がいくら有名で、人気があるとはいえ、あくまでもそのミュージシャンの作品の一部でしかなく、買う側に「このミュージシャンを理解した」という誤った低レベルな満足(下司なPleasure)しかもたらさない。
そして、ベスト・アルバムに収録されなかった曲は、それらが作者にとって、そして、それらを好んで聴くファンにとって、どんなに大切で、想い入れがあっても、役に立たない過去の遺物(木偶なTreasure)という位置付けがされてしまう。

「下司なPleasure」と「木偶なTreasure」というのは、こういった産業ロックの一面をベスト・アルバムというものを通して皮肉ったフレーズなのかもしれません。

theme : サザンオールスターズ
genre : 音楽

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いらっしゃいませ!
桑田節へようこそ!!

当ブログは、桑田佳祐氏が作詞した楽曲の歌詞の中で、意味が難解と思われるフレーズに着目し、面白おかしく真面目に解釈して楽しもう、サザンについて「何故だろう?」と不思議に思う事象を解釈して楽しもうという、とっくにどこかのサイトがやっていそうな企画を基に、線香花火のごとき華々しさでWEB上に登場しました。

ものの捉え方は人それぞれ、千差万別です。
見る角度をちょっと変えるだけで、今まで気が付かなかったものが見えてくることもあります。

当ブログにお越しくださった皆さんには、色んな解釈の仕方を自ら試みたり、人のを見たりして、感心したり、笑ったり、サザン・ファンは勿論、そうでない方にも楽しんでいただきたいと思います。




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