飛べないモスキート(MOSQUITO)

♪飛べないモスキート(MOSQUITO)

メロディー・ラインやアレンジを聴くと、「サザンの曲?」と思ってしまいそうですが、歌詞の内容はとても重く暗いものです。
桑田さんの曲に多く見られる、詞と曲調とのアンバランスという特徴は、先に出来たメロディーに詞を後付け、または詞とメロディーが同時という、桑田さんならではの曲作りから来るものなんでしょう。
もしこの詞にメロディーを付けるよう、70年代フォーク・シンガー達に依頼したら、きっとほとんどの人がマイナー・キーで、聴く側の気分が陰鬱になるほどの暗い曲調にしてるでしょうね。

♪飛べないモスキート(MOSQUITO)

初めてこの曲をライヴで聴いた時、僕は軽く失望しました。

ファンの声援に応えてなのか、それとも、ファンの反応に満足してのことなのかはわかりませんが、桑田さんは笑みを浮かべながらこの曲を歌ったんです。
それはほんの数秒のことだったんですが、僕にはその時の桑田さんが悲しい場面なのにもかかわらず、ニヤついた顔で演技をしている大根役者に見えました。

そして、こう思ったんです。
「この人にはメッセージ色の強い曲は向いてないな…」と。

飛べないモスキート(MOSQUITO)

Name: crazy-fingers
Subject: 飛べないモスキート(MOSQUITO)

モスキートは,具体的にいって何の比喩なのでしょうか?

・悲しい噂で飛べないモスキート
・生まれた時代に飛べないモスキート
はいずれも同じ人を指しているのでしょうか.

また,赤い川の水もよく分かりません.蚊だったら血ですが,どうなのでしょう?

解釈の方,よろしくお願いします.

Name: マーシャ@桑田節
Subject: Re: 飛べないモスキート(MOSQUITO)

この曲はアップ・テンポでノリのいいポップな曲調とは裏腹に、歌詞は非常に重いテーマを扱っています。
それは差別問題です。

桑田さんは幾つかの問題を複合して表現しているのかもしれませんが、ここでは一つの問題を扱ったものと仮定して解釈してみます。

この曲は部落差別問題を扱ったもので、穢多(えた)と呼ばれて差別されている人達のことを歌ったものだと思っています。

穢多(えた)というのは、河原に住んで、牛や馬を殺して、その皮を剥ぐ仕事をしていた人達に対する蔑称です。
たしか鎌倉時代(間違っていたらごめんなさい)からそう呼ばれるようになり、そして、東日本在住の人(僕もそうです)には身近に感じられないことだと思いますが、西日本、特に関西方面に於いては、その差別が続いているということを数年前(90年代初期)に聞きました。

先祖が穢多(えた)と呼ばれて差別されていたという理由だけで、就職試験で落とされたり、縁談が破談になったりという理不尽なことがあったそうです。

では、crazy-fingersさんの質問に回答します。

> モスキートは,具体的にいって何の比喩なのでしょうか?

上記で述べたような、先祖から受け継いだ血によって差別されている人達と、血を連想させ、人間に忌み嫌われている蚊をダブらせて、桑田さんはモスキートという単語を使ったんでしょう。

> ・悲しい噂で飛べないモスキート
> ・生まれた時代に飛べないモスキート
> はいずれも同じ人を指しているのでしょうか.

一個人として同じ人というのではないと思います。
事実であろうとなかろうと、先祖が穢多(えた)と呼ばれて差別されていたという噂でいじめられたり、就職や結婚などの人生の大きな転機に於いて、好きな仕事にも就けず、好きな人との結婚も出来ないという、選択の制限を受け、自由を奪われてしまう、そんな理不尽な差別という同じ状況下にある人達全体を指していると思います。

> また,赤い川の水もよく分かりません.蚊だったら血ですが,どうなのでしょう?

先祖から受け継いだ血という意味であると同時に、差別されようとも、牛や馬の皮を剥ぐ仕事をしていかなければ生きていけなかった彼等の先祖が、河原で牛や馬を殺した時に大量の血が流れ、川の水が赤く染まっていった光景をも表していると思います。

Name: キタヤワダチ
Subject: Re: 飛べないモスキート(MOSQUITO)

うーん、てっきりワタシは中学校で蔓延していたイジメ問題を
或いは青少年育成問題?(何じゃ、ソレ・・・滝汗)
(まぁ、当時の学生の荒みようみたいなもんですわな)
を扱った歌だと思ってました。

それにしては、歌詞の前半なんかは
大人の偲び恋フレイバー漂っていたので、大人びた子供、
あるいはアダルトチルドレンなんかも
テーマに入るのかと独り解釈していたりして。
すいません、元来メンヘル畑の人間なもので・・・(苦笑)

サビのフレーズから「暗い教室の隅で彼は泣いてる」
は彼=恐らくモスキートなんでしょうけど・・・
ここいらのイメージが、ワタシの知っているエタやヒニン像と
どーしても、フォーカスが合わないんです。
「あらぬ良識で大人達は逃げて逝く」とか
青臭い子供の理想論的なイメージも伺えます。

孤独の太陽や、太陽の消えた街に共通する
社会が量産した心の闇が
見えてきそうなんですよね。
そう、生まれたくて生まれた訳じゃない。
ただ、時期が悪かったんだ・・・。
同じ事をポツリとつぶやいていたのを思い出しました。

モスキートの比喩についてですが

蚊のように非力(だと自負している子供が)
まぁ、闇に見入られていく様を表現しているように
思えるのです。

命を繋ぐ赤い河の水・・・これは血縁ではないかと解釈しています。

飛び立ちたいけど飛べない、縛り付けるものが多すぎて
かと言って大人のようには逃げたくない。
希望だけを抱いているそんな思春期の情にもにた歌ですな。

Name: マーシャ@桑田節
Subject: 解釈の編集

僕は、この曲は差別問題を扱ったものとし、その一例として部落差別問題を挙げました。
しかし、関西出身のワダチさんから「ワタシの知っているエタやヒニン像とどーしても、フォーカスが合わないんです」というカキコがあり、もしかして、僕が書いた「先祖が穢多(えた)と呼ばれて差別されていたという理由だけで、就職試験で落とされたり、縁談が破談になったりという理不尽なこと」というのは、現在はもうないことなのかもしれないと思いました。

俺の部落差別問題に関する知識はマス・メディアを通じて得たものなのですが、現状を自分の目で確かめたわけでもないのに、「いまだにあるそうです」と書いてしまいました。

こういった問題は非常にデリケートですが、僕は穢多(えた)と呼ばれていた人達を差別する意味で解釈したわけではないので、解釈の全面削除はしません。
しかし、差別が現存するかのような印象を与える箇所など、若干の編集をさせていただいたうえ、別の解釈も挙げてみることにしました。

Name: マーシャ@桑田節
Subject: 一度控えた解釈

この曲は薬害エイズ問題を扱ったものだと思います。
この曲は第1回AAAの翌年にリリースされたものですから、当時の僕には、薬害エイズのことだという解釈が真っ先に浮かびました。
今回crazy-fingersさんからお題を貰って、改めて詞を読んだところ、「AAAも近いし、薬害エイズは思い付きやすい解釈だな」と思って、書くのを控え、前回敢えて変化球勝負的な解釈をしました。
しかし、上記で述べたように、部落差別に関する認識に差があることがわかったので、一度控えた薬害エイズ問題を扱ったものという解釈を書くことにします。

> モスキートは,具体的にいって何の比喩なのでしょうか?

血と注射針を連想させるものとして、桑田さんはモスキートという単語を使ったんでしょう。

> ・悲しい噂で飛べないモスキート
> ・生まれた時代に飛べないモスキート
> はいずれも同じ人を指しているのでしょうか.

一個人として同じ人というのではなく、HIVに感染したことで様々な差別を受けている人達全体を指していると思います。

桑田さんはAAAをきっかけに、HIVに関する知識をより深いものとし、HIV感染者に対する差別を身近なものとして捉えるようになったのでしょう。
そして、「彼」という人物と差別による諸問題を想定して、詞を書いたのだと思います。

余談ですが、何年か前に「神様もう少しだけ」(タイトルが間違ってたらごめんなさい)というフジテレビ系列のドラマがありましたね。
あのドラマ番組は無防備な性行為によってHIVに感染した少女をヒロインとしたフィクションでしたが、彼女を通して、「友情とは?、愛情とは?、道徳とは?、正義とは?」と様々な問題を提起し、現実に起こり得る、そして、既にあるHIV感染者に対する差別を視聴者に示していたと思います。

> また,赤い川の水もよく分かりません.蚊だったら血ですが,どうなのでしょう?

自らの血液及び血液製剤のことを指していると思います。

Name: 北埜轍
Subject: 部落差別について(ちょこっと補足)

大阪には確かに風習的な意味合いで根付いていますよ。
小中高一環して部落差別問題を授業でやったりね。
大阪でも生野にトサツ場(字が出ねぇ)があったり(酷い匂いだが、金持ちが多い)
かく言う私の父も部落みたいな処の出身ですから、雰囲気だけは分かるんですよ。
先に「風習」と述べたのはイメージというんでしょうか?
歴史が作り上げた差別者、同じ血が通った人間なのに何故差別されなあかんのか?
根底は重苦しいテーマです。
それでも彼らはちゃんとどっかで何らかの恩恵を受けているので
部落をカサに威張っている輩も居る事も事実です。
これは、韓国人差別問題と同一直線状にある傾向でもありますね。
それこそが、時代錯誤なんですけれど。

閑話休題。

マーシャさんのHIV解釈は素晴らしいと思いますよ。
部落問題についても良く調べてはりますね!
そうそう、重苦しい内容ですけどね、割りと声を大にして
差別がいかんの何やのと言ってるのは部外者である事が多いんですよ。
それで食って生きている当事者(部落の人とかね)なんかは
したたかですよ。

まぁ、ちょこっと補足説明です。(桑田さんとは関係無いですけど)

Name: テリー
Subject: モスキート

TOP OF THE POPSに入っているモスキートの歌詞で「今では着れないガラスのタキシード」とありますが、これはどういう意味なんでしょうか?教えてください(=^^=)

Name: マーシャ
Subject: Re: モスキート

この曲はアップ・テンポでノリのいいポップな曲調とは裏腹に、歌詞は非常に重いテーマを扱っています。 それは差別問題です。
これに基づいて、お題のフレーズを解釈してみます。

♪現代(いま)では着れないガラスのタキシード(TUXEDO)

自分独りだけではなく、結婚相手までもが同じような差別を受けることを避ける為に自らの結婚を断念した男性が結婚式用のタキシードを眺めている状況を描いています。

「ガラスの」と表現することによって、愛する女性との結婚が脆く儚い夢と終わってしまったということが強調されています。

Name: テリー
Subject: なるほど

よくわかりました。大好きな桑田さんのうたを、意味を理解して聞くとまた違ったように聞こえて、奥深さを感じます。やっぱり桑田さんは天才ですね(=^^=)

Name: とも
Subject: Re: モスキート

この曲はたしか自閉症ののことを書いていると聞いたような記憶があるんですが…ところで自閉症ってどんな症状なんすか?ひきこもりみたいなんかなぁ?

Name: マーシャ
Subject: ともさんへ

>この曲はたしか自閉症のことを書いていると聞いたような記憶があるんですが…

それは知りませんでした。
貴重な情報を頂き、どうもありがとうございました。

>自閉症ってどんな症状なんすか?

乳幼児期に発症する精神障害の一。対人的孤立、言語発達の障害、対人関係・社会性の障害、常同症、執着的行動、知覚・感覚の異常が特徴。早期幼児自閉症。
(大辞林より)

「愛撫と殺意の交差点」に関するコメント

桑田氏宣はく、
「自分なりのブルースをやったの」

エロスで殺して(ROCK ON)

桑田さんのエロ歌にはどこかコミカルなイメージがあったり、ファンに「またこんなの作っちゃって」と思わせる微笑ましさがあると思うんですが、この曲にはそういった雰囲気が乏しいような気がします。
アルバム「孤独の太陽」に収録されてるからなのかもしれませんが、僕には、ハードSMのプレイで快楽に酔いしれてるというよりは、精神的に追いつめられた主人公が自傷しているように聞こえるんです。

エロスで殺して(ROCK ON)

Name: とも
Subject: エロスで殺しての…

エロスで殺してのモンシェリーってなんすか?

Name: マーシャ
Subject: Re: エロスで殺しての…

"mon cheri(モン・シェリ)"とは、英語の"my darling"などの表現に該当する、「私の愛しい人」という意味のフランス語で、女性から男性への呼びかけに用いられます。
ちなみに、男性から女性へは"ma cherie(マ・シェリ)"と言います。

桑田佳祐関連ニュース

別カドaiko号に桑田、ユーミン、林檎ら著名人メッセージ写真(ナタリー)

「本当は怖い愛とロマンス」に関するコメント

桑田氏宣はく、
♪2007年にオーストラリアのホテルで作った
♪(作曲当初は)リズムがもっとハネてた
♪67年のビートルズを意識した

誰かの風の跡

2002年の「けいすけさん、(年末も)色々と大変ねぇ。」でやってくれましたね。
公式のライヴでは初披露だったんじゃないでしょうか。
ライヴ・ヴァージョンにはスタジオ盤とは一味違ったアンプラグト風の趣きがあって、「やっぱり生身の人間が演奏してるのっていいな~」とつくづく感じます。

誰かの風の跡

Name: よーすけ
Subject: 久しぶりにお題だします!

「誰かの風の跡」の‘他人の空似ばかりの行き交う人に諦めをなぞるような独り言’の解釈をきかせてください!

Name: マーシャ
Subject: Re: 久しぶりにお題だします!

行き交う女性(ひと)の顔がみんなお前の顔に見えてしょうがない。
でも、もう諦めよう。
諦めなきゃいけないんだ。
そう自分に言い聞かせる。

Name: よーすけ
Subject: なるほど!

そういうことでしたか!歌詞カードを見るまでは「他人の空似ばかりの」のフレーズは空似ではなく‘空に’だと思っていたので、「他人の空=恋人の浮気相手の人柄」に恋人が思いを行き交わせているのだと思っていました!だから、純粋なままの少女の頃のようにいてくれというフレーズもあるのかと思ってましたよ!それが最近歌詞カードをみたら空似だったもんで(>_<) 解釈ができなくなっていました!ありがとうございますm(__)m

theme : サザンオールスターズ
genre : 音楽

「グッバイ・ワルツ」に関するコメント

桑田氏宣はく、
♪クリック(レコーディングの際、テンポ維持に使用する電子メトロノーム音)不使用
♪アルバム"MUSICMAN"収録曲の中で1番好きな曲
♪4番と5番は後で繋げた

theme : サザンオールスターズ
genre : 音楽

すべての歌に懺悔しな!!

マスコミが大騒ぎしたせいで、桑田さんが釈明会見までしなきゃいけなくなったほど、物議を醸し出した曲ですが、僕は「よくぞこの曲を作ってくれました!」と桑田さんに拍手喝采を送ります。

でも、リリースされた当時と今では、僕の中で賛辞の意味合いが違うんです。

リリースされた当時は、僕も70年代フォーク・シンガー達の見せ掛けだけの信念や嘘っぱちのメッセージには失望と怒りを感じてたので、桑田さんがその気持ちを代弁してくれたかのような喜びを感じました。
そして、今は、当時この曲が大騒ぎになって、ほんとに良かったなぁと思ってるんです。

当時の桑田さんはサザンの解散を考えていたと言われてますから、もしあの騒動が起きなかったら、あのままサザンの世界を捨てて、桑田佳祐という独りの男として、「孤独の太陽」を見つめ、追い続けてたかもしれません。
僕はあの騒動が起きたからこそ、桑田さんは「サザンの桑田」に戻って来てくれたと思ってます。

桑田さん個人にとっては、あの騒動は災難だったと思いますが、サザンを愛する僕にとっては、不幸中の幸いというか、雨降って地固まるというか、とにかくサザンの解散が回避された吉事でした。

theme : サザンオールスターズ
genre : 音楽

すべての歌に懺悔しな!!

Name: 北埜 轍
Subject: すべての歌に懺悔しな!

もう時候だから触れてもいいでしょう(笑)

敢えて名前は伏せた方がいいんでしょうか?・・・滝汗

(心の中では「成り上がり」と「ドメスティックバイオレンス坊主」の歌と呼んでいる(爆))

もしかしたら、桑田さん以外にも股を掛けているファンの方が

居るかも知れません(大概無いけど・・・一応)

桑田さんにこんな歌詞を書かせるなんて

桑田さんとエテ公さん達の間で何かあったんでしょうか?

音楽業界の裏側がほんのチョコっとだけ垣間見えました。

(笑えたのはこの後、ドメスティックバイオレンス坊主がクスリで捕まった事)

Name: マーシャ@桑田節
Subject: Re: すべての歌に懺悔しな!

若いファンの中には「何のこっちゃ?」って思う人もいるでしょうから、ここは思い切って実名を書いたうえで説明しましょう。
桑田さんは後に釈明しましたが、この曲が発表された当時、「長渕剛氏のことを歌ったものではないか?」と騒がれました。
矢沢永吉氏の名前も挙がりましたが、全体を通して見た人物像、そして、「いらっしゃい」という、長渕氏がライヴで言う決まり文句まで入っていることから、長渕氏のことを描写していると言われ、一大騒動を巻き起こしたのです。

では、桑田さんが何故この曲を作ったのか、二人の間に一体何があったのかを想像してみましょう。
(マスコミによる報道に基づいた推測も含みます)

仮説その1~復讐~
当時の長渕氏の業界内での評判はすこぶる悪かったようです。
TBS系ドラマ「とんぼ」でヤクザ役を演じて以来、大麻による影響もあったのかもしれませんが、虚像と実像の区別がつかなくなったみたいで、何か気に入らないことがあったら、ADだろうが、プロデューサーだろうが、殴る蹴るの暴行を加えてたと聞いてます。
このことはダウンタウンの浜ちゃんも「ガキの使い」で証言してました。(名前のところに「ピー」が入ってましたけど、文脈からして明らかでした)
そして、TBSやフジのスタッフの間では、「あいつとは二度と仕事をしたくない」と言われていたようです。
現に、この二局では長渕氏をドラマで起用しなくなったことからも、このことは単に噂ではなく、たぶん真実でしょう。
TBSは「ザ・ベストテン」から「年越しライブ」に至るまで、サザンとは最も関係の深い局ですし、もしかしたら、長渕氏からの暴行を受けたスタッフの中に、桑田さんが親しくしている人がいて、その人が受けた屈辱を晴らすべく、長渕氏への復讐の意味を込めて、桑田さんはこの曲を作ったのかもしれません。

仮説その2~堪忍袋の緒が切れた~
平和主義の桑田さんが、実名こそ出さなかったものの、これほどまでに攻撃的な詞を書くということは、僕等の知らないところで、間接的にか、直接的にかはわかりませんが、長渕氏に堪忍袋の緒が切れるほどの罵詈雑言を浴びせられ、誹謗中傷を受けたのかもしれません。

仮説その3~許せない姿勢~
70年代にデビューし、活躍したフォーク・シンガー達のほとんどが「お客さんのいないスタジオでは歌えない」、「ワン・コーラスやたった一曲だけでは、メッセージが伝わらない」という理由(あくまでも表向き)からテレビ出演を拒否してました。
一方、サザンは、デビュー当時にはお笑いとかコミック・バンドとか言われながらもテレビに出演し続け、「エリー」発表後はその音楽性を高く評価されるようになりました。
たとえミュージシャンとしての姿勢は違っても、テレビ出演拒否を信念とする70年代フォーク・シンガー達を桑田さんは認めていたと思います。
しかし、フォーク・シンガー達がニュー・ミュージックの旗手ともてはやされた時代が終わり、まるで髪の毛が抜けていくように、彼等のライヴでの観客動員やレコード売上が減っていった頃、彼等はまるで手のひらを返したようにテレビ出演するようになりました。
桑田さんにしてみれば、認めていた彼等がいとも簡単にこれまでの信念を曲げたこと、或いは、信念が見せ掛けだったことに失望し、彼等の姿勢が許せなかったのでしょう。
それで、70年代フォーク・シンガー達の中で、ドラマに映画にと、音楽以外の活躍が当時最も顕著だった長渕氏を題材にしたのかもしれません。

仮説その4~嫉妬~
ラジオ番組やドラマに出たての時の役柄の影響で、陽気でスケベな兄ちゃんのイメージがあった長渕氏が「勇次」あたりからでしょうか、男なら誰しも持ってるアウトロー願望をくすぐるような曲が多くなりました。
そして、「とんぼ」の大ヒットで、マスコミは長渕氏を若い男性達の教祖的な存在として捉えるようになりました。
しかし、桑田さんは、どんなに音楽的な評価が高くても、どんなにヒット曲を連発しても、「エリー」や夏の定番というイメージが強いせいか、マスコミに若者の教祖的存在という捉え方をされません。
それで、桑田さんは同世代である長渕氏とのマスコミの捉え方の違いに悔しがり、長渕氏に嫉妬して、この曲を書いたのかもしれません。

仮説その4~複合体~
桑田さんの釈明は真実で、特定の個人を指すものではなく、桑田さん自身を含め、架空も実在も入り混じった色んな人物の複合体で、「スターと呼ばれてる奴等なんて、所詮こんなもんさ」と吐き捨てたかっただけなのかもしれません。
そして、たまたま長渕氏がこの人物像に最も近かったのでしょう。

Name: きたやわだち
Subject: 吉田拓郎の唄

あ、「成り上がり」は関係無かったんスね。

でも桑田さんの音楽業界(フォークシンガーの特定)への怒りようが

よーっく分かります。

確か、この時期(アルバム/孤独の太陽レコーディング)は

桑田さん、缶コーヒーのCMに出てましたよね?(キリン ジャイブ)

ドラマ仕立てっぽい

(大学の先生か何かの訳だったかな?矢沢栄吉の「アリよさらば」

 意識してんのかな?って当時は思ってました)



  そうそう、アルバム「kamakura」の中に

  吉田拓郎の唄ってありますよね?

  あの時期からフォークソング業界へ桑田さんのメッセージが

  飛んでいたと思います。

  全ての歌に懺悔しつつ・・・嘲笑

theme : サザンオールスターズ
genre : 音楽

仮タイトル

桑田さんの曲作りは、そのほとんどがメロディー→アレンジ→歌詞→タイトルの順で完成に至るようです。
そして、その行程の中で、正式のタイトルが決まるまでに便宜上使用される仮タイトルが付けられていた曲が多々あります。
そこで、今回は僕が知りうる限りの仮タイトルを紹介します。

♪アルバム「さくら」収録曲
美しく青きドナウ―とは程遠い音楽(仮題)⇒マイ フェラ レディ
川長の子供(仮題)改め白鳥の湖―とはかけ離れた音楽(仮題)⇒爆笑アイランド

♪アルバム「さくら」未収録曲(シングル"BLUE HEAVEN"にのみ収録)
トルコ行進曲―とは似ても似つかない音楽 (仮題)⇒世界の屋根を撃つ雨のリズム

♪アルバム「世に万葉の花が咲くなり」収録曲
毛⇒涙のキッス

♪アルバム「世に万葉の花が咲くなり」の仮タイトル=万葉集
♪アルバム「世に万葉の花が咲くなり」の桑田氏による略称=よさく

♪「シュラバ★ラ★バンバ SHULABA-LA-BAMBA」の仮歌詞
そりゃ大好きなMARIA⇒そりゃ大好きなERIKO

♪アルバム"SOUTHERN ALL STARS"収録曲
豊丸(AV女優の名前)⇒悪魔の恋

♪アルバム"KAMAKURA"収録曲
死ね吉田拓郎⇒吉田拓郎の唄
陰核の疼き⇒Bye Bye My Love (U are the one)

♪アルバム「ステレオ太陽族」収録曲
ビリーはすげぇや⇒My Foreplay Music

♪アルバム「10ナンバーズ・からっと」収録曲
心に翼を持つ男⇒いとしのエリー

♪アルバム「熱い胸さわぎ」収録曲
ボサノバ69(仮タイトルではなく、アマチュア時代の曲名)⇒別れ話は最後に

♪アルバム"MUSICMAN"収録曲
源のロック⇒現代人諸君(イマジン オール ザ ピープル)!!
千駄ヶ谷物語⇒ベガ
青春の砂鉄⇒いいひと ~Do you wanna be loved?~
ヘビー歌謡⇒SO WHAT?
江ノ電ポップ⇒古の風吹く杜
尼僧R&B⇒恋の大泥棒
かわちょう(角谷仁宣・Synthsizer Programer / Live Manipulator)の生まれた日(2月10日)⇒銀河の星屑
鎌倉ワルツ⇒グッバイ・ワルツ
甘味処のうた⇒君にサヨナラを
お墓のニューオリンズ⇒OSAKA LADY BLUES ~大阪レディ・ブルース~
化学姉妹(ケミカル・シスターズ)⇒EARLY IN THE MORNING ~旅立ちの朝~
傷だらけの天使=御門(みかど)のソウル
唸りと独り言(片山君のことを指す)⇒本当は怖い愛とロマンス

愛よもう一度⇒波乗りジョニー(厳密に言うと、「愛よもう一度」は仮タイトルではなく、最後まで残った正式タイトル候補)

♪アルバム"ROCK AND ROLL HERO"収録曲
ベラカミ⇒ROCK AND ROLL HERO
動物プレイ⇒東京
バイブ・アナル⇒東京ジプシー・ローズ
剃毛プレイ⇒夏の日の少年

♪アルバム「キラーストリート」収録曲
CSN&Y⇒からっぽのブルース
六本木モーグル嬢⇒神の島遥か国
原三拍子⇒山はありし日のまま
電気男⇒ロックンロール・スーパーマン ~Rock'n Roll Superman~
素敵な東京プリンス野郎⇒限りなき永遠(とわ)の愛
オレオレ男⇒ごめんよ僕が馬鹿だった
六本木突如オッパイおさわり議員⇒愛と死の輪舞(ロンド)

theme : サザンオールスターズ
genre : 音楽

祭りのあと

ヤクザを主人公にしたドラマの主題歌で、曲調も似てることから、この曲は長渕剛さんの「とんぼ」とよく比較されます。
それに、あの騒動もありましたしね。
この曲がリリースされた当時の僕は「何だかんだあったけど、結局これが桑田さんの答え(アンサー・ソング)なんだろうな」と思い込んでました。

桑田さんも長渕さんも比較されることは不愉快だと思いますが、比較してみると、とても面白いんですよね。
二つの曲には都会や挫折といった共通のキーワードがありますが、聴く者に与える印象は全然違っていて、「とんぼ」が男の成り上がり願望をくすぐるものであるのに対し、「祭りのあと」は駄目な自分を認めることの潔さを教えてくれます。

「とんぼ」は今(2004年現在)や巨人の清原選手のテーマ・ソング(バッター・ボックスに入るまでの時間に流れる曲)としても有名ですが、「祭りのあと」も誰かに使ってほしいですね。
できることなら、桑田さんの大学の後輩で、大のサザン・ファンだという巨人の小久保選手に是非お願いしたいところです。
ちなみに、小久保選手の今のテーマ・ソングは「希望の轍」です。

theme : サザンオールスターズ
genre : 音楽

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
プロフィール

マーシャ

Author:マーシャ
いらっしゃいませ!
桑田節へようこそ!!

当ブログは、桑田佳祐氏が作詞した楽曲の歌詞の中で、意味が難解と思われるフレーズに着目し、面白おかしく真面目に解釈して楽しもう、サザンについて「何故だろう?」と不思議に思う事象を解釈して楽しもうという、とっくにどこかのサイトがやっていそうな企画を基に、線香花火のごとき華々しさでWEB上に登場しました。

ものの捉え方は人それぞれ、千差万別です。
見る角度をちょっと変えるだけで、今まで気が付かなかったものが見えてくることもあります。

当ブログにお越しくださった皆さんには、色んな解釈の仕方を自ら試みたり、人のを見たりして、感心したり、笑ったり、サザン・ファンは勿論、そうでない方にも楽しんでいただきたいと思います。




メルマガ購読・解除
 

月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
FC2カウンター
現在の閲覧者数:
Amazonサーチウィジェット
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード